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国境を越えて支える——LIFE.14 × 国境なき医師団

 2025年10月14日、LIFE.14は国境なき医師団(MSF)日本事務所で開催されたオンラインイベントにて、技術支援を担当しました。今回のウェビナーは、世界各地の医療現場で活動する心理士(メンタルヘルス専門家)を新たに募集するためのセミナーでした。紛争地や被災地で心のケアを必要とする人々に寄り添うための第一歩となるこのイベントに、LIFE.14は配信の設計と運営を通じて協力しました。

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日本と韓国をつなぐ同時通訳配信

 そのプロジェクトでは、日本と韓国を結んだリアルタイムの同時通訳配信という高い技術的要件がありました。登壇者と視聴者が多国から参加するため、複数の音声チャンネルを構築し、日韓両言語の通訳音声を遅延なく届ける仕組みを設計。安定した通信を維持するために、ネットワーク経路の二重化や事前のリハーサルを重ね、当日はスムーズな切り替えと高品質な配信を実現しました。

 この取り組みは単なる技術挑戦ではなく、国や言語の壁を超えて支援の輪を広げるための試みでもあります。

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なぜMSFはオンライン・ハイブリッド配信に力を入れるのか

 MSFがこうしたオンラインやハイブリッド形式のイベントに力を入れているのは、より多くの人々に人道支援の現場を理解してもらうため、そして多様な専門家と出会う機会を広げるためです。医師や看護師だけでなく、心理士、エンジニア、ロジスティクス担当者、水処理の専門家など——MSFの活動は多くの職種によって支えられています。

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 現地に行くことが難しい人でも、オンラインを通して活動の様子を知り、関わるきっかけを得られるように。また、世界中の拠点と日本のオフィスを結び、リアルとオンライン双方の参加者が同じ空間を共有できるように。この「誰も取り残さない配信設計」が、今のMSFには欠かせない取り組みになっています。


継続する協働と支援のかたち

 LIFE.14はこれまでにも、MSFが主催する複数のイベントで技術支援を行ってきました。例えば、フリカ・チャドで活動する水処理専門家の募集説明会、世界の人道支援現場をテーマにした「Humanitarian Congress Hybrid」そして「世界の難民・移民に寄り添うスタッフの仕事」オンラインセミナーなど。

 いずれも、参加者の理解を深め、次世代の人道支援者を増やすための重要な機会です。LIFE.14はそれぞれのイベントに最適な配信構成と現場対応を設計し、メッセージが確実に届くようサポートしてきました。


技術でつなぐ、人道の想い

 私たちは、テクノロジーを「効率化の手段」としてではなく、「想いを届けるための橋」として捉えています。命を救う現場に立つ人々と、それを支えたいと願う人々をつなぐ——その架け橋となれることを、LIFE.14は誇りに思います。

 今後もLIFE.14は、映像・配信・技術の力を通して、社会に意義のあるプロジェクトを支え続けてまいります。



撮影のご相談、ご依頼は下記までお気軽にお問い合せ下さい。


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- Global Visual Production -

株式会社 LIFE.14 (ライフフォーティーン)

03-6709-9442

contact@life14.com




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