LIFE.14 が見つめてきた 「小さな奇跡」 —— Shine On! Kids と共に歩む、長い時間の中で
- LIFE.14 inc

- 11月19日
- 読了時間: 4分
Shine On! Kids はどんな団体なのか—— 子どもたちと家族に “寄り添う力” を届ける存在
Shine On! Kids(SOK)は、小児がんや重い病気と向き合う子どもたち、そしてその家族に寄り添い続ける日本の認定 NPO 法人です。
長い治療生活の中で、子どもたちにとって「身体の治療」と同じくらい欠かせないのが、不安や孤独に寄り添う 「心のケア」。SOK は、この心の領域を専門的に支える数少ない団体として、医療現場で多彩なプログラムを届けています。

その象徴ともいえるのが、病院で働く犬ファシリティドッグ の存在です。手術室の前で不安そうに待つ子のそばに寄り添い、眠れない夜には静かに横に座り、つらい治療のあとにはそっと背中を押してくれる――彼らは子どもたちにとって「安心のあかり」のような存在です。
また、治療への不安を和らげるチャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS) の支援、新しい経験に挑戦する機会をつくる Camp Courage、そして家族や医療スタッフ自身を支える仕組みづくりなど、その活動は幅広く、現場のニーズに寄り添いながら発展してきました。
「病気と向き合う時間を少しでも前向きに」――SOK のこの願いは、子どもと家族の人生だけでなく、医療現場の空気、そして社会へと静かに、確かに広がっています。

LIFE.14 はここ数年、Shine On! Kids の皆さまと共に、子どもたちとファシリティドッグの歩みを継続して記録してきました。
その中には、年に一度の Gala のような華やかな夜もあれば、病院の廊下に差し込む朝の光の中で行われる、小さな就任式や引退式もあります。
私たちは、そのどれもが SOK の活動にとって同じくらい大切な「一瞬」であることを、撮影を通して知りました。
新しい命のバトンがつながる瞬間
この数年で、私たちは何頭ものファシリティドッグの「上任の瞬間」と 「卒業の瞬間」を見届けてきました。
例えば、今月撮影した神奈川県立こども医療センターでの、新しいファシリティドッグ・オリの就任式。初めて子どもたちに寄り添うその背中には、やわらかい緊張と、これから始まる長い物語の気配がありました。


そして同じ日に行われた、長年病院で子どもたちに寄り添ってきた Annie の引退式。何百回も子どもの涙を受け止めてきたその瞳には、深い静けさと、看護師や家族たちから向けられた 「ありがとう」 が静かに宿っていました。


私たちは、こうした “バトンがつながる瞬間” をこれまで何度も見てきました。その度に、記録する手の中が少しだけ震えることがあります。大きなニュースではなくても、確かに誰かの人生を支える場面だからです。
子どもたちと共に育つ記録
また、SOK の活動を長く追っていると、「初めて撮った時はまだ小さかったあの子が、今はこんなに強くなっている」という瞬間に、何度も出会います。
それは、夏の Camp Courage で勇気を振り絞り、初めて家族以外の友達の前で笑った子。


病室でなかなか笑顔を見せなかったけれど、ファシリティドッグにそっと手を伸ばした瞬間を記録した子。
兵庫県立こども病院の訪問の際に、「また会えたね!」と笑顔を見せてくれた子。

カメラ越しに見ているだけなのに、いつの間にか成長を 「見守る側」の気持ちになっていく。
それが、SOK の現場を撮り続ける中で気づいた、私たち自身にとっても大切な変化でした。
人が人を支える力を、目の前で見てきた
SOK の活動には、華やかなステージだけでなく、地道で、静かで、でも大きな力を持つ取り組みがたくさんあります。
例えば、毎年大規模に開催される“Fighters Meet Fighters” の募金イベント。


支援者、家族、医療者、元支援を受けた子どもたち…それぞれの「想い」が一つの場所に集まり、「つながる」という目に見えない力がはっきりと感じられる日です。
私たちはカメラを通して、誰かのために動く人たちの姿がどれほど美しいかを、何度も目の前で見てきました。
それは撮影という仕事の枠を超えて、社会の一員として胸に刻まれるような瞬間です。
LIFE.14 にとって、SOK を撮り続ける意味
私たちにとって、SOK のプロジェクトは単なる業務のひとつではありません。
何年も一緒に歩んできた中で、それは LIFE.14 の社会貢献の根幹 と言える存在になりました。
子どもたちの成長をそっと記録し、医療現場で生まれる想いを言葉と写真で届け、ファシリティドッグが紡いできた物語を未来へ残すこと。支援者が「なぜ応援するのか」という理由を可視化し、社会に静かで確かな希望を手渡していくこと。こうした一つひとつの積み重ねこそが、私たちが SOK を撮り続ける大きな意味です。
SOK の活動は、ひとつひとつが “物語” です。派手ではなくても、誰かの人生を確かに支えている時間です。
LIFE.14 はこれからも、その物語の近くで、静かにシャッターを切り続けます。
子どもたちの未来に、少しでも明るい光が差し込むように。
そして、SOK の想いがもっと多くの人に届くように。
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