イベントの音響で困ったらやるべきこと徹底解説!
- LIFE.14 inc

- 20 時間前
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マイクトラブルや音が聞こえにくいといった問題は、参加者の満足度に直結します。
会場の広さやイベントの規模感、音響設備などさまざまな要素で、聞こえやすさは変わってくるのです。
音響を構成する要素を把握しておかないと、イベント当日のトラブルにつながってしまいます。
本記事ではイベント音響で確認しておきたいこと、トラブルが起きないためにできることを整理していきます。
イベント音響で最初に確認すべきこと

イベント音響についてまず押さえたいのは、全体像を一度に把握できることです。
全体像を整理できれば、音響に関する不安の大半はぐっと軽減されます。整理したいポイントは次の通りです。
会場の広さ
天井高
参加人数
イベント内容
電源の系統・安定度
聞こえ方に配慮が必要な参加者の有無
騒音規制(音源使用可能な時間帯)
録音・アーカイブが必要かどうか
音源の権利
それでは、ここからはイベント音響を構成する要素を詳しく見ていきましょう。
会場の広さ
会場の広さは音の届き方に影響を与えます。
広い空間では音が拡散しやすく、1台のスピーカーだけでは後方まで十分な音量・明瞭さを確保できないことがあります。
大規模なホールでは、ステージ前方のメインスピーカーに加えてサブスピーカーを追加し、会場全体の音ムラを解消する対策が効果的です。
反対に狭い会場でも、参加者が密集する場合には音が吸収・遮蔽されやすくなるため、適切な出力とスピーカー配置が必要になります。
会場の規模に見合った機材配置と音量設定を検討しましょう。
天井高
天井の高さも音響特性に影響を及ぼします。
天井が高い会場は音が上方へ逃げやすく、残響時間が長くなりがちです。
壁や床、天井で音が反射し続けることで、まるでリバーブがかかったような響き方になり、音声がぼやけて聞こえることもあります。
壁や天井などに吸音材が少ない空間では、発言後も「ワンワン」と音が尾を引き、言葉の明瞭度が低下する恐れがあるのです。
逆に天井が極端に低い場合は、早いタイミングで音が反射してしまう傾向にあります。
初期反射音が話者の声と混じって聞き取りにくくなるケースもあります。天井高に応じて次の対策を検討しましょう。
カーペットを敷く
バッフルを設置する
スピーカーの向きを調整する
こうした対策で、残響をコントロールしやすくなります。
参加人数
参加者が多いほど会場内の背景ノイズ(話し声や物音)が大きくなり、同じ機材構成でも必要な音量は高くなります。
また、人数が増えると音を届ける範囲も広がるため、後方席まで音を行き渡らせる工夫が必要です。
たとえば、数十名規模であれば小型スピーカー1台で足りるかもしれません。
しかし、100名を超えるような場合には出力に余裕のあるPAシステムや複数スピーカーの配置が望ましいです。
人の身体は音を吸収するため、満員時と空席が多い時では響き方も変わります。
リハーサル時は想定より静かでも、本番で参加者が入ると音がこもる場合もあります。
参加者数に応じた音量・配置設計を心がけ、全員に均一に音声が届くようにしましょう。
イベント内容
イベントで何を行うか(スピーチ、パネルディスカッション、映像上映、ライブ演奏等)によって、音響面で重視すべき点は異なります。
たとえば、講演やトークセッションがメインの場合は言葉の明瞭さが最優先です。
一方、映像を流す場面ではBGMや効果音の音質も重要になります。
音楽演奏を伴う企画であれば低音域まで再生できるスピーカーやサブウーファーの有無で臨場感が変化するのです。
また、登壇者が複数いて会話のやりとりが中心なのか、一人ずつ発表する形式なのかによってもマイクの数や種類、ミキシングの方法が違ってきます。
登壇内容に応じた機材と調整をあらかじめプランニングしておきましょう。
たとえば、トーク中心なら中高音域を強調する、音楽中心なら周波数バランスをフラットに整える等の調整が一般的です。
電源の系統・安定度
「音の良し悪し」は音響機器そのものだけでなく、電源設計にも左右されます。
電源環境が不安定だとノイズが乗ったり、最悪の場合機器が動作不良を起こしたりすることもあります。
音響専用の電源回路を確保し、他の機器と可能な限り分離することが大切です。
イベント会場では音響用に単独で使えるコンセントを確保しようとしても、見た目では回路が共有か判別できないケースがあります。
また、会場側も電源回路を把握していない場合があります。
照明や大型ディスプレイなど消費電力の大きい機器と同じ回路を共有すると、電圧変動やスイッチングノイズが電源ラインに乗り、音に影響を及ぼすことがあるのです。
たとえば、「照明を点けた瞬間に音にジッというノイズが入る」「PCや映像機器と電源タップを共有したらハム音が発生した」といったケースも珍しくありません。
さらに怖いのは瞬断やブレーカー落ちのリスクです。
ヘアドライヤーや電子レンジを家庭で使った際、一瞬照明が暗くなる電圧ドロップという現象があります。
電圧ドロップが音響機器側で発生すると、機器の動作が不安定になったり、最悪の場合は再起動が必要になったりします。
本番中にアンプの電源が落ちて数分間音が出ないといった事態にならないよう、電源は音響用にクリーンで十分な容量のものを用意しましょう。
電源を独立した設計要素として整理しておくだけで、当日のトラブルリスクや緊張感は軽減されます。
LIFE.14は、音響・映像・照明の電源系統を現場で整理し、瞬断や回路共有による乱れを避ける設計に落とし込みます。
会場側の電源条件が不明な場合でも、適切な確認手順から組み立てることが可能です。
どうぞ当社LIFE.14へご相談ください。
聞こえ方に配慮が必要な参加者の有無
企業イベントでは参加者の多様性が広がっており、聴覚に制約のある参加者への配慮も重要な要素です。
通常の音響強化だけでは情報を十分に得られない可能性を考慮しましょう。
たとえば、補聴器を使用している参加者が一定数いる場合、ただスピーカー音を大きくするだけではかえって聞き取りにくくなることがあります。
こうした場合、ヒアリングループ(磁気ループ)を活用することで、マイク音声を補聴器や人工内耳へ直接届け、発言者の声を明瞭に伝えることが可能です。
他にも、リアルタイム字幕表示や手話通訳の配置など、聴覚サポートの体制も効果的です。
サポート体制を整備することで、当該参加者だけでなく会場全体の満足度向上にもつながります。
イベント主催側は「参加者全員に楽しんでもらいたい」と思っていても、聴覚障害のある方への情報保障は十分に整っていないケースもあります。
音が聞こえるかどうかという問題は単なる技術論ではなく、誰一人取り残さない参加体験に直結する要素です。
当社LIFE.14は、多様な参加者がいる企業イベントで「誰が聞き取りにくいか」を前提から整理し、円滑な会場運用を実現します。社内の基準や配慮方針が未整備でも一緒に設計できます。
音響面でのユニバーサル対応に不安があればLIFE.14にご相談ください。
騒音規制(音源使用可能な時間帯)
会場周辺の騒音規制や近隣への配慮事項を事前に把握しておかないと、思わぬトラブルにつながる可能性があるのです。
まず、会場ごとに許容音量や使用可能な時間帯のルールが異なります。
屋外イベントや音楽ライブでなくとも、企業セミナーでマイクを使っただけでも、近隣から苦情が寄せられるケースがあります。
このように音に関する問題は必ずしも音楽イベントに限った話ではありません。
当日に苦情が入った場合、音量調整や一時中断などの対応を迫られ、進行に影響が出る可能性もあります。
また、トラブルが起きた事実そのものが企業評価にも影響しかねません。
音の出し方だけでなく、許容範囲を把握した上で計画する姿勢が、イベント全体の安定運営につながります。
録音・アーカイブが必要かどうか
イベントを後日見返せるアーカイブ視聴のニーズも高まっています。
社内研修やオンライン共有用に録画する企業イベントも増える傾向にあります。
このようなケースでは、会場内向けの音とは別に、録画・配信用として聞き取りやすい音質を確保する視点が必要です。
注意したいのは、会場内で最適な音作りと、録画や配信で聞きやすい音作りは必ずしも同じではないという点です。
大規模コンサートでは、会場PA(生の音響)と中継用(配信・録画用)の音響はそれぞれ別チームが担当します。
小〜中規模のイベントでは一人のオペレーターが両方を兼務する場合もあります。
しかし、オペレーターを兼務するケースでも現場音響ミックスと配信・録音ミックスの違いを理解して調整することが大切です。
会場では多少の声量変化やノイズが気にならなくても、録音された音声ではマイクとの距離や環境音の影響がはっきり表れます。
そのため「現場では問題なかったが、録画では聞きづらい」と感じられることもあるのです。
こうした事態を防ぐため、記録用音声は独立した設計対象として捉え、必要に応じて録音・配信用のミックスや、後処理しやすい録音環境を整えておくことが、安定したアーカイブ品質につながります。
私たちLIFE.14は、会場内の聞こえやすさと記録用の聞きやすさを別物として捉えています。
後工程で困らない音声づくりを設計可能です。社内共有や動画編集まで見据えて音響を準備したい場合は、ぜひ当社LIFE.14へご相談ください。
音源の権利
会場BGMやオープニングの曲などで流した音楽が、実は著作権上の問題につながることがあります。
商用楽曲を会場で流す行為は、社内向けイベントであっても、条件によっては法律上「公衆に対する演奏」とみなされ、原則として権利者の許諾が必要になります。
社員のみが参加する小規模な集まりでは例外となる場合もあります。
しかし、取引先や一般参加者を含むイベントでは、JASRACなどの管理団体への申請が求められるのが一般的です。
特に外部会場を利用する場合は、音楽使用に関するルールを事前に会場側へ確認しておくことが重要です。
会場が包括契約を結んでいる場合もあれば、主催者自身で手続きを行う必要があるケースもあります。
他にも、配信やアーカイブを行う場合は注意が必要です。
会場内での使用とは異なり、ネット配信や録画映像に音楽を含めて公開する際には、配信権や複製権に関する追加の許諾が必要になることがあります。
許諾の確認を怠ると、主催企業が責任を問われたり、動画の公開停止を求められたりするリスクもあります。
音源の扱いは技術面の準備と並行して法務的な確認事項を早めに完了しておくことが重要です。
LIFE.14は、会場内再生だけでなく配信やアーカイブの有無まで踏まえ、音源の扱いが問題化しないよう事前整理をサポートいたします。
運用条件の確認や適切な音源選定に不安がある場合は、どうぞ当社LIFE.14にご相談ください。
イベントの音響が聞き取りにくくなる原因

音響トラブルへの不安を払拭するには、まず「なぜ聞き取りにくくなるのか」という原因を知ることが大切です。
イベント音響が聞き取りにくくなる要因には、次のようなものがあります。
反響
話者とスピーカーの位置関係
周囲の環境音
ここからは、音が聞き取りにくくなる原因について詳しく見ていきましょう。
反響
残響(エコー、反響音)は、音が聞き取りにくくなる代表的な原因です。
会場の音響特性によっては、発言が壁や天井で反射して言葉が重なって聞こえることがあります。
反響する原因としては、空間の形状や内装(吸音性の低い壁・天井)といった構造的な理由に加え、スピーカーの設置方法も関係します。
他にも、スピーカーの向きや角度が適切でない場合、音が壁に当たって反射し、残響感を強めてしまうことがあるのです。
対策としては、会場に見合った適切な残響時間になるようにPAシステムを調整することが一般的です。
リバーブ成分(中低音域)の出過ぎをEQで抑えたり、必要に応じて仮設の吸音パネルを設置したりすることなどが挙げられます。
また、スピーカーの指向性を活かし、音を客席に集中させて不用意に壁や天井に当てないような配置を心がけることも重要です。
反響による不明瞭さは、物理的・機器的な工夫で改善できる場合があります。
話者とスピーカーの位置関係
話者(マイク)とスピーカーの位置関係が適切でない場合、音響上さまざまな問題が発生します。
代表的な現象がハウリングです。
講演者がマイクを持ったままスピーカーの前に出てしまったり、マイクとの距離が遠すぎてボリュームを上げすぎたりすると、「キーン」という耳障りな音が起こります。
ハウリングは、スピーカーから出た音をマイクが拾って再び増幅し、同じ音が循環することで起こる現象です。
ハウリングが発生すると、音量調整やマイク位置の変更などの対応が必要となり、進行に支障をきたす場合もあります。
こうしたトラブルを防ぐには、マイクとスピーカーの位置関係を適切に保つことが基本です。
登壇者には可能な限りスピーカーの後方に立ってもらい、ワイヤレスマイクの場合もスピーカーに近寄りすぎないよう事前に伝えましょう。
マイクは基本的に口元に近づけて使用します。
声が小さいにもかかわらずマイクから離れて話すと、ゲインを上げる必要が生じ、ハウリングのリスクが高まりやすいです。
一方で声量の大きい方には、マイクをやや離してもらうことで音のピークを抑えられる場合もあります。
音響スタッフは登壇者の立ち位置や動きを常に把握し、危険な配置になっていないか目配りすることが必要です。
適切な位置関係を保つことで、音量を下げすぎて音声が届かなくなるといった問題も防ぎやすくなります。
周囲の環境音
イベント会場の周囲環境のノイズも、音声の聞き取りやすさに影響します。
屋外やオープンスペースでは風の音や周囲の雑踏、車両音などがスピーカーの音に干渉しやすいです。
一方、屋内でも空調設備やプロジェクターの動作音が、静かな場面では目立つことがあります。
対策として、風防の装着やスピーカーの向きを風向きに配慮して調整するといった対策が効果的です。
屋内の場合は、空調設備の運転音レベルを事前に確認し、可能なら一時的に止める・弱めることも検討しましょう。
また、隣室での別セッションや通路の騒音などにより、想定以上に環境ノイズが大きくなることもあります。
本番前に背景音のレベルを把握しておくことで、必要な音量設定の目安が立てやすくなるのです。
こうした環境音まで考慮した音響プランを立てることで、周囲の雑音に埋もれず、内容が伝わりやすいイベント運営につながります。
イベント音響の失敗要因「マイク」の扱いで気をつけたいこと

多くの企業イベントで音響トラブルの差が出るのがマイク周りです。マイクにはさまざまな種類があります。
しかし、大事なのは種類の暗記ではなく役割を理解することです。
どんなマイクを何本使うべきか、どう配置し運用すべきかを整理しておくだけで、現場で慌てる場面は減ります。
下記のような失敗点を事前に知っておきましょう。
登壇者の動き方
参加者の質疑応答
マイク装着者の衣擦れ・持ち替え
当日になって慌てないよう、あらかじめ対策を検討しておくことが重要です。
当社LIFE.14では、失敗になりえる要因を事前に洗い出し、当日の運用に落とし込むサポートを行っています。
登壇形式や進行内容がまだ固まっていない段階でも整理可能です。
マイク運用に不安があればぜひ当社LIFE.14へご相談ください。
ここからは、マイクの扱いに関して失敗につながりやすいポイントを見ていきます。
登壇者の動き方
登壇者がどのように動くかによって、適切なマイクの種類や配置は変わってきます。
話し手が演台に固定して話すケースであれば、据え置き型のスタンドマイク1本でも対応可能です。
しかし、登壇中にステージ上を歩き回ったり、デモンストレーションで両手を使ったりする場合は、ヘッドセットマイクやピンマイクといったワイヤレスの装着型マイクが必要になります。
ヘッドセットマイクであれば話者は両手が自由になります。
また、動いても常に口元にマイクが固定されているため音量の変動が少なく安定した収音が可能になるのです。
登壇者がスライド操作のために客席側に降りてきたり、会場を横切って移動したりする可能性があるなら、移動先にも音を届けるフィールドスピーカーやサイドスピーカーの配置を検討しましょう。
登壇者がマイクを持ったままそうしたスピーカーの目前を通るとハウリングのリスクがあるため、動線設計とスピーカー配置を合わせて考える必要があります。
加えて、発表者によって声の大きさ・話すテンポは異なります。
リハーサル時に各登壇者の声質や話し方の癖を把握し、必要ならマイクの持ち方や距離の指示を出すことも音響担当の大切な役目です。
タイプによるアドバイスの例を表にまとめましたので、参考にしてください。
登壇者のタイプや癖 | アドバイス |
声が極端に小さい | 意識してマイクを近づけて話してもらう |
早口になりがち | 要所で間をとるアナウンスをする |
ソフト面でのフォローも音響を円滑にする方法としておすすめです。
参加者の質疑応答
イベントによっては参加者との質疑応答が設けられます。
質疑応答をする場合、聴講者からの質問も全員に聞こえるようにする必要があります。
参加者席側にワイヤレスマイクを1本も用意していないと、せっかくの質問内容を他の参加者が聞き取れず、せっかくの議論が伝わらなくなってしまうからです。
質疑応答を行うなら最低2本以上のハンドマイクを会場側に用意して回せるようにするのが一般的です。
質疑応答の有無によって用意すべきマイクの本数・種類は変わります。
また、進行でもQ&Aの時間を確保するかしないかで音響オペレーションの流れが異なります。
事前に質疑の予定を確認し、必要機材と段取りをプランニングしておきましょう。
マイク装着者の衣擦れ・持ち替え
マイクを使う上でもう一つ気をつけたいのが、装着者の動作によるノイズです。
ピンマイクを衣服に装着する際、衣擦れ音に注意を払う必要があります。
話者が動くたびに「ガサガサ」という服とマイクの摩擦音が入ってしまうことがあり、動作音が意外に耳障りです。
特に衣装がシルク素材だったり、アクセサリーがマイクに触れたりするとノイズの原因になります。
対策としては、マイクのケーブルをテープでしっかり固定し、マイク自体も服から浮かせるように装着するテクニックがあります。
また、ピンマイクは顔の向きによって音量や音質が変化しやすいものです。
話者が横を向くと声がマイクから外れて急にこもる、といったことが起こりがちです。
ピンマイク使用時はできるだけ話者に「正面を向いて話す」ようお願いしましょう。
一方、ハンドマイクは持ち方や持ち替えによるノイズに注意が必要です。
グリル(マイク先端の丸い網部分)を手で覆ってしまう「カップリング持ち」をすると音質が極端に変わりハウリングも起きやすくなります。
また、話しながらマイクを左右の手に持ち替えた際に「ボコッ」という低音の衝撃音が入ることがあります。
このような衝撃音はマイク自体が振動を拾ってしまうハンドリングノイズです。
防ぐには動きをできるだけスムーズにするか、一旦口元から離して持ち替える等の配慮が必要になります。
複数人でマイクを回しながら発言するパネル討論では、マイクをテーブルに置く音や手渡しの際の雑音も入りやすくなります。
参加者には「発言以外の時はミュートにする/テーブルに直接置かない」といったルールを事前に共有するとともに、音響オペレーター側でも適宜ミュート操作を行いノイズを軽減しましょう。
このように、マイクの物理的な扱いに起因するトラブルは意外と多く起こります。
しかし、事前に注意点を周知し対策を施しておけば防げることばかりです。
ケーブル付きマイクなら足を引っ掛けないようテーピング留め、ワイヤレスなら電池切れに備えて交換タイミングを決めておく、といった基本措置も怠らないようにしましょう。
小~中規模イベントの音響での注意点

参加者数がおおよそ数十名から百数十名程度までの小~中規模なイベントでは、大規模イベントとはまた違った落とし穴があります。
当日の進行に余裕を持たせるためにも、以下に挙げるポイントを押さえておくことが大切です。
簡易設備では充分じゃないことが多い
会場備え付け設備にはひと癖ある
リハーサル時間が短くなりがち
当社LIFE.14は、100人前後のクローズドイベントで起こりがちな見落としを事前に点検し、当日の余裕を作るお手伝いをしています。
会場備え付け設備の癖やリハーサル時間の制約に不安がありましたら、ぜひ当社にご相談ください。
ここからは、小~中規模イベント特有の注意点について見ていきましょう。
簡易設備では充分じゃないことが多い
会場の規模が大きくない場合でも、「備え付けの小型スピーカーや、簡易なポータブルPAで十分だろう」と安易に判断するのは注意が必要です。
必要最小限の設備だけでは参加者にとって聞き取りにくい環境になってしまうことがあります。
たとえば、50人規模程度の会議室に据え付けの天井スピーカーが1つだけ、というケースでは、前方と後方で聞こえ方に差が出やすいです。
前の人と後ろの人で音量が違うと、それだけで情報伝達に差が生じて公平性を欠いてしまいます。
聞こえやすくするためには、単純に音量を上げるだけでなく、スピーカーを増設したり配置を工夫したりすることが大切です。
小規模空間でも、出力に余裕のない機材を無理にフルボリュームで使えば歪みやハウリングの元になります。余裕を持った機材選定ときめ細かな配置で、万全の音響体制を整えましょう。
会場備え付け設備にはひと癖ある
ホテルや会議室など、多くの会場には常設の音響設備があります。
常設のミキサーやスピーカーは会場の平均的な利用シーンに合わせて設定されているため、開催するイベントの目的・内容にマッチするとは限りません。
また、経年劣化や調整不足で本来の性能が発揮できていなかったり、操作パネルが特殊で外部スタッフには使いこなしづらかったりと扱いづらいケースもあります。
どんなに高性能な設備があっても、自前の機材を持ち込むケースは少なくありません。
普段使い慣れた機材の方が短時間でセッティングでき信頼性も高いためです。
企業イベントでも同様で、会場常設の設備にどこまで頼るかは見極めが必要になります。
リハーサル時間が短くなりがち
小~中規模のイベントでは、当日のリハーサル時間が十分に取れないことがあります。
社内セミナー程度だと「受付開始の直前にサウンドチェックをやるだけ」というケースも珍しくありません。
リハーサル時間が短いと、すべての登壇者の声質チェックや映像音声の確認、各種機材の動作確認をじっくり行うことが難しくなります。
本番で「このマイク音が小さい」「動画再生したら音が出ない」といったトラブルに直面しないよう、限られた時間で優先度の高いチェックを確実に行う必要があります。
ポイントは、短時間でも要所を押さえたサウンドチェックをすることです。
リハーサルでは、想定される中で「一番大きな音」と「一番小さな音」を必ず再現しましょう。
司会者のマイク、もっとも声の小さい登壇者のマイク、そして音楽や映像音声の最大音量などこれらを順番にテストし、各出力のバランスと音質を調整します。
時間が許せば、会場後方にスタッフを立たせて聞こえ方を確認してもらい、問題があれば本番直前でも対応します。
段取りの綿密な準備も、短時間のリハーサルを乗り切るコツです。
当日の進行でイベント音響担当が常に見るべき点

現場で何が行われているのかが分かると、担当者同士の話が噛み合いやすくなります。
裏方業務と思われがちな音響ですが、実際にはステージ上の出来事や会場全体の雰囲気と密接に関係しています。
当日にイベント音響の担当者が常に見るべき点は次の通りです。
話し手の声量・速度
会場の反応
次の登壇者への切り替え先読み
LIFE.14では、音響の状態に気を配り、現場の変化や音源の切り替えなどに即応するサポートが可能です。
当日のオペレーション体制に不安が残る場合は、プロの視点のサポートもぜひご検討ください。
それでは以下から、音響担当が見るべきポイントを詳しく解説していきます。
話し手の声量・速度
登壇者や司会者の声量や話す速度は、進行や場の雰囲気によって変化します。
音響担当者は、話し手の声が小さくなっていないか、逆に声が大きくなりすぎていないか、注意深くモニターする必要があります。
大きすぎると耳が疲れ、小さすぎると言葉そのものが届きません。
出演者の声量に応じてリアルタイムでフェーダーやアンプの調整をし、バランスを整えることが重要です。
また、話すスピードにも注目しましょう。
登壇者が早口の場合、特に残響の多い会場では音が重なって聞こえづらくなるため、必要に応じて合図を出すこともあります。
逆にゆっくり過ぎて間延びしていると感じたら、BGMのボリュームを上げるなどで場を引き締める対応をすることがあります。
このように、話者の声の大きさや速さに合わせて音響面から支えることが、参加者の集中力を保ち、聞き取りやすい環境づくりにつながるのです。
会場の反応
聴衆がしっかりと講演内容に集中できているかは、会場の様子からある程度読み取ることができます。
後方の人たちが身を乗り出すように前のめりになっていたら、聞き取れていない可能性があります。
逆に突然耳に手を当てる仕草をする人がいれば音が大きすぎると判断が可能です。
他にも笑いや拍手の起こり方も、重要な指標です。
講演中にユーモアを交えた発言があったのに反応が薄い場合、音がくぐもっていて聴衆に届いていない可能性があります。
音が届いていない場合は高音域を調整したり、マイク位置を工夫したりすることで改善が可能です。
逆に、想定以上に反応が大きい場合は、次の言葉が埋もれないようBGMや効果音を抑えるといった配慮も必要になります。
さらにノイズへの反応も見逃せません。
ノイズに聴衆が気を取られている様子が見られた場合は、無音のタイミングを見計らって原因を特定し、速やかに対処します。
会場全体を見渡しながら反応を感じ取り、音を調整していく姿勢が、結果として集中しやすい音響環境を生み出します。
次の登壇者への切り替え先読み
イベントがスムーズに進行するよう、音響担当者は次に何が起こるかを常に考えて行動します。
登壇者の交代や映像・デモの開始タイミングでは、音響面での切り替えが必要になります。
次の登壇者が控えている場合は、事前にマイクテストを行い、適切なチャンネルに切り替えて待機する、という流れが必要です。
司会者から講演者に移る場面では、講演者のマイクを即座に使える状態にしつつ、司会者のマイクを自然にフェードアウトさせるなど、切り替えを滞りなく行います。
準備を怠ると、話し始めたのに音が出ないといったトラブルにつながりかねません。
映像上映に切り替える場合も同様です。
PCやプロジェクターの音声入力を事前に確認し、人の声から映像音声へ違和感なく移行できるよう、音量差に注意して調整します。
音が途切れたり急に大きくなったりしないよう、タイミングを見計らってフェーダー操作を行うことが重要です。
このように音響担当者は、進行表を把握しながら次の展開を読み、音でプログラムをつなぎます。
適切な切り替えができれば、参加者はストレスを感じることなくイベントに集中できます。
イベント音響に不安が残るなら、技術設計を一括で任せよう

イベント音響の良し悪しは当日の機材操作だけで決まるものではありません。
開催条件に加え、事前にどれだけ整理できているかによって当日の負荷は変わります。
しかし、準備から当日の対応までを滞りなく遂行するには専門的な知識や経験が必要です。
LIFE.14は、イベント音響を起点に、映像・配信・撮影・同時通訳まで含めたテクニカル領域を一括して整理・設計いたします。
会場条件や登壇形式がまだ固まりきっていない段階でも構いません。
イベントの概要だけ共有いただければ、プロの視点で判断が必要な点を一つひとつクリアにしてまいります。
当社LIFE.14は、国際カンファレンスや企業イベントの音響・映像面を技術的に支援してきました。
本番当日に向け、会場条件の整理や機材設計など準備段階から総合的にサポートいたします。
社内でお困りのことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。






















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